- 気配のこと(08/27)
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普通飛んでるときは気配消すんだろうか。
人が歩いてるときあいさつかわしあうように、イリディア同士でも
飛んでるとき、軽くあいさつできれば、と思うんだけど、
わずらわしく思うイリディアも多いのかもしれない。
あたしは一応気配広めに出すことにしている。
「あたしはここにいる」と軽く伝えておくのって、意外と役に
たつみたいだし。
- ディージナ女王に娘誕生のこと(08/31)
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イナムのディジナムナ女王に娘が誕生したらしい。しかも3ヶ月前!!
超重要情報が、何で入ってこなかったんだろう。日常に忙殺されてたんだろうか。
だいたいおなか大っきくなってたら、噂くらいは伝わるハズなのに。
うちらに伝えるの、ためらう人多いんだろうか……? ちと妄想。
お祝いとか、メッセージとか、送るべきなんだろうか?
イファは手紙だけ書くらしいから、一言添えておこう。長く書くとくどいから、一言。
何にしよう。
- 相手にして怖いやつ(09/05)
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イファに何か聞かれてしまった。
「もし敵にまわすとしたら怖い人っている?」
あたしの答え。
「まずあんた。
……手の内知られてるし。
あとは……ウラノンならヴィトアと旦那のジェロード。
イナムではもちろんディージナ。
顔見知りばかり言ってるね、あたし」
ついでに、ジェロードが考えていた、グリーンたちをウラノンの貴族連中に紹介するというのは、割と上手くいったらしい。ただ、こういう恩って効いてくるよね。ルーストンは間接的にジェロードの影響受けることになるんだと思う。策士ぽい人だし。メメモ君ぐらいだと相手すんのきつい感じ。だいじょうぶかな。
さらについでに、ディジナムナ女王の出産、3ヶ月前と聞いてたけど、一月前の間違いらしい。それならまだ情報の遅れも納得いくけど。でも妊娠してりゃわかるだろうし。隠してでもいたんだろうか。うーん。
- ビーダマバトルのこと(09/13)
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タリアは宿場町なんで、いろんな人が通るわけで。
とはいえ、イファ君の20年ぶりの友人が通るとは思わなかった。
グレイス・ミディさん、イファが大陸行の帰り、ラレドで魔法を教えたらしい。
当時12歳、今32歳。黒髪の、ちょっとアヤノ君に似てる美人だった。ちょっと「ふくよか」だけど☆
で、イファの「精密系魔法」をばっちり受け継いでる人らしく、酒場でイファと二人しばらくいろいろ昔話してたけど、ビーダマバトルやろうってことになった。これが凄い。
普通、ビーダマに「当てると」得点なんだけど、この二人、恐ろしいことにビーダマに「乗せると」得点なのだ。酒場には人もイリディアも集まるし(イリディアはあたしが呼んだんだけど)。
しかも、グレイスさん、あのイファに勝ってしまった。イファがこのテの精密競技で負けるの初めて見た。
イファ君、本気100%じゃなかったけどね。グレイスさんは何か最初からビーダマバトルやりに来てたみたいだし☆
ともかく、いいもん見せてもらった〜。
今日のPS→なんでえなんでえ、シルヴォって単に女に手が早いだけじゃん。
- タブロース・ソン・コークのこと(09/21)
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南の魔法使い。国の反乱に巻き込まれて死亡。かつての愛人だったクラスタ・レミ・シーカがまたとんでもない魔法使いの可能性あるので要注意。……くわしく書くとナニだけど……。
で、ちょっととんでもないこと聞いたけど。タブロースは卓越した医療技能あったらしいんだけど、それ、イファ君から直接教わっているらしい。
昔イファ君がタリアで医療の講習会開いてたとき(20年も前の話)、タブロースはその中に紛れ込んでいた、らしい。
つーか、イファがそう言ってた。
- 飛ぶ高さのこと(09/24)
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普通飛ぶ時って、意外と人の目の高さで飛んでるみたい。しかも道なりに。
なんだかな。
おまけの覚書→南方系の人の名前はミドルネームが入るんね。クラスタ・レミ・シーカ、タブロース・ソン・コーク、ライラック・グライフ・フィシカ、ミムレヌ・パム・サマフィラーゼ。いろいろ。しかも普段の呼び名は3つのネームのどれかなんだけど、まちまち。このへんよくわかんない。
そういや、レリーナ・ミエフェル君は、南方ではなんという偽名になってたんだっけ、確か……メディアなんとか。通称はメディア。
- 隣町から呼ばれるのこと(09/30)
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タリア周辺の結界は、イナムほど大がかりなものはいらないから、町ごとにある。タリアはいちばん高い山にある、あのお寺にあるわけ。
で、隣町のクリヤの結界が調子悪いらしいんで、見て欲しい、結界は重要なものだからできるだけ優秀な魔法使いを派遣してほしい、と要請が来た。
こういうの、寺同士で連帯してやってることなんだけど、クリヤは、ミサティル家の権勢が寺をしのいで、結界もミサティル家が代々見ているので、なかなか寺には頼みにくい。当主の、ロウア・ミサティルもそこそこの魔法使いだったとは思うんだけど。
で、たまたま休みだったので、イファ君が直々に行った。あたしも一応付いていった。気分は完全にピクニック。
ロウアさんは、イファ君のこと「若いけど頼りになる」と思ってたみたい。ロウアさんに「君はイファ・ローグ様の弟子になるのか?」と言われた、と言ってた。
まあ、なんかちょっと痛快な気もするわけ。
寺同士の結界のネットワークからちょい外れてるから、いろいろ不安定になったりもするけど、一応結界の調整はできた。まあ、何かの引き金になる、とか、そんなことも考えにくい。次代くらいには結界の管理を寺に任せるつもりらしい。
- 潮の満干のこと(10/3)
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タリアみたいな山がちなところに住んでる人は普通知らないし、知ってても忘れがちなんだけど、海にはもちろん満ち引きがある。
で、まあ、地球と比較してなんだけど、タリアの月はでかい。視直径で2倍くらい。当然潮の満干もシャレにならんことあるわけ。
だからこの世界、海沿いの都市、てあんまりない。大陸東岸の大都市と言えば、北のウラノン、南のサマリア、になるけど、ウラノンは大河沿い、サマリアは内海に港を作っている。海沿いには湿地帯ができやすい。
アクタナ川も海から大分遡ったところまで海水が逆流する。それが、ルーストン、パールトンのあたりでは交通に生かされているらしい。
- 食べ物の味のこと(10/3)
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ミン様に始まったのか、イナム出身の魔法使いは例外なく味にうるさい。初めていく街ではまず旨い店を探すような連中ばかりだ(魔法空間の風とかを見る前に!)。イファももちろんそう。
あたしはイリディアだから縁のない話なんだけど、人同士で食べ物の話題で盛り上がられるとちょっと疎外感あるし〜。
で、試しに、イファ君の「味覚」と自分の「感覚」を魔法的につなげてみよう、てことになった。そんな難しい話じゃないし、これで「味覚」が何なのかわかるんならおいしい話。……のはずだったんだけど。
いや、むせた。死ぬかと思った。なぜ誰もやろうとしないのかわかった。
食べるってことはあんな激烈な刺激なのね。ん〜魔法使いがこだわるのもわかるような気がする……けど、あたしはもういいや。
- セリアさんのこと(10/3)
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でも、食べ物屋にはよくいるわけ。ほら、人が集まるから面白いのね。イリディアってわりとどこの店でも勝手してていいって感じだから。たぶん魔法的な何か、とかあるいは店が繁盛するって言い伝えもあるし。
あたしのお気に入りは、北桟橋の広場にある川魚料理の店「スイリュウ」。ミン様最高のお気に入りだった、ウラノンのお店「カイリュウ」の姉妹店で、カイリュウのマスターの親戚がやってるの。
イファが言うには、カイリュウと味は甲乙つけがたいんだって。だけど店構えはずいぶん違ってて、カイリュウと違ってそこそこに広いお店。お客も結構来るし。
「酒担当」のポリンさんのカウンターの上、剥き出しの梁の上があたしの場所。かなり深夜遅くまでいることある。
ひとつ大切なのは、スカウトね。
ぼおっとしてても、ただモノでなければいやでも目立つ。人材登用にはげむわけ。とりあえず、「明日時間があればタリアの王城に遊びに来ない?」とか言って。ちょっと話するだけでも後々生きてくることあるし。タリアは人通りが多いから、かなり有効。
それで、年に一人いるかいないか、て逸材を発見したわけ。
セリア・メジナ・ファランクス。南の人だけど、家の方は行商人らしく、本人も北の記憶しかないらしい。
黒髪の短髪に緑の目がとても印象的な娘。表情はなんかいつもむすっとした感じ、ぷにっとした唇がやたらかわいい。全体として背はやや低く身体つきは細い、化粧っ気は全くなくてボーイッシュ。16才と本人言ってて、すでに隊商の護衛魔法使いやってる。
南方魔法についてのマニアックな話題で盛り上がってしまった。ん〜、脈あり☆
とりあえず、「今の仕事終わったら、タリア来てみる?」と声かけといた。これはかなり楽しみ。来れば12学徒は(望めば)確定だし。それ以上のものあると思うし。