Prologue rain forest

イファ:えーと、実はここにたどり着くまでも長かったんですが、アサーリ省略します
ルィノ:いきなりザアザア降ってるし チョと写真出して見るヨ

ルィノ:←7km 妖精美術館、と書いてありますな
イファ:はふぅー なんじゃーその距離はー
ルィノ:全く、雨の中歩いて行く者の身にもなってみろってぇの ねぇ?
イファ:うあー アンタに言われると心底むかつくー
ルィノ:さて、敗者の弁を聴こうか
イファ:死んでないかぎり負けじゃないー てゆっか会津水沼駅で降りたのは根性ありすぎだよ?
ルィノ:正解は会津川口駅からタクシー使うか、早戸駅から歩くぐらいだネ
イファ:一応町営バスもあるんですがー、歩いてるとき背中から追い越されました
ルィノ:ちなみにバスは1日2本 日曜祝日お盆年末年始、第2・4土曜は運休だから気をつけてネ
イファ:一度追い越されるともうオワリ つるっぱげで前髪しかない幸運の神様のようです おかげでドトウのつづら折りを雨ガッパだけで山越えすることになりました
ルィノ:虫にたかられながら
イヘァ:天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまずその心志を苦しめ、筋骨を疲れさせ、体を飢えさせ、身を窮乏させ、行うこと為す事に幾多の障害を与える ばーい孟子
ルィノ:そんなコト考えながら歩いてたのネ 名前までお疲れ気味だヨ イヘァ君

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