ファンタジー創作書きさんに100の質問
Questions created by 蓬田誉基 (蓮庵)
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あなたのお名前を教えてください。(HN,PNで可)
Q & A 001 拝名和巳(はいな・かずみ) または「新米たまガイドルィノ」
今現在書いているファンタジーの世界観を教えてください。
Q & A 002 山と河の美しい交易街タリアを中心に、その周囲数カ国が舞台でしょうか。ウラノン連合の南征のときはタリアからも派兵しましたが、名軍師イファ・ローグのおかげもあってほとんど被害なく帰国、今はいつもの慌ただしい平和が続いています。
 人々は自分の仕事に懸命で、概して柔和な性格です。
 すべての人は魔法を使える可能性があります。とくに能力に優れた人は魔法師として修行を積むことがあります。魔法師は街を妖魔から守る結界のメンテナンスが主な仕事ですが、他に軍師・医者・外交官などの役割を求められることもあります。
 生まれ変わりと魂を信じるアニミズムが生活に密着しています。道祖神や神棚をあらゆるところで見かけます。寺社があって、寺社は結界の中心になっていることが多く、住職は魔法師がほとんどです。5つの教えが広く知られており、「学べ」「人生は丸」「先祖を大切に」「他人・自分を傷つけない」「普通であることがいちばん大変」です。
 少数ですが、鳥の翼を持つ妖精であるイリディア族がいます。彼らはヒトの魂が別の形でこの世に現れてきたものだと信じられています。
自分をファンタジーの住人として描写してください。
Q & A 003 イリディアのルィノさん。
 約580歳。いろんなコトがあった。ほとんど致命的な失敗を2度やったコトがある。
 あまりこれ以上は自分のコトを語りたくない。
世界観を考えるとき、暦や単位や種族など事細かに設定しますか。
Q & A 004 暦→現在銀碑暦557年。一年は391日で12月にわかれている。月のみちかけは9日周期で、一週間は9日でその間に2回休日を取る。
単位→長さの単位は「つか」「あた」「ひろ」に当たる小さな単位と、徒歩旅行で1日で行ける大体の長さ「ディール」がある。お金は、普通の町の一家がヒトツキ暮らせるぐらいの金額が10ダイク=1グラン・ダイクで、キット、カプトという小さなお金もある。
種族→ヒト族は尖った耳のエルモス族、丸い耳のパスタス族がいるが、全世界的に混血が進み、純粋種族はほとんどいないと思われる。エルモスの血が60%を越すくらいから耳が尖りはじめ、90%を越すと純エルモスと同じような、すらっと尖った耳になると言われる。別に2種族に能力的な差異は認めない。イリディア族と呼ばれる鳥翼を持つ妖精たちが少数いる。
魔法の仕組みは細かく設定していますか。
Q & A 005 うちのサイトの魔法設定集を参照してください。
 ただ念のため「最初に設定ありき」という発想は自分にはナイです。直感的にこうだろうと思う魔法の姿がいくつかあって、それを全部説明するための理論を日々考えているのデス。
自作ファンタジー小説・漫画・CG等を載せるためにこのサイト作った。
Q & A 006 最初は小説のつもりだったのに、いつのまにかCGにシフト。
小説・漫画・CG等の登場人物紹介のページがありますか。
Q & A 007 微妙にある。
世界観の設定資料のページがありますか。
Q & A 008 ちょっとある。
冒険者の位置付けを教えてください。
Q & A 009 どんな人でも人生は冒険の連続ですが。
 故郷を捨てて旗揚げしようと旅する一家。旅商人のキャラバンとその護衛。僻地にある結界のメンテナンス。敵国の諜報。フィドル一本で旅芸人。職人や僧侶や魔法師の遍歴修行。このあたりがなかなか冒険っぽいです。……別に旅しなくとも、大胆な魔法理論書を書いて発表したりとか、小さな会社作って服のニューブランドを作ったりとかも相当冒険的だ。
異種族(獣人・有翼人・エルフなど)の位置付けを教えてください。
Q & A 010 イリディア族という妖精族がいます。謎の多い種族で諸説ありますが、一般にはヒトの魂が別の形をとって生まれたものと言われています。チョと古い設定ですが、イリディア設定集をご参照ください。
その世界で、神様は人前に現れますか。
Q & A 011 ルィノ君の若い頃のハナシはすでに神話化されているわけで、そういう意味ではルィノ君だってすでに神様です。
自分の作った世界観の夢を見たことありますか。
Q & A 012 あります。
ファンタジー世界(あなたの創作世界)でなりたい職業はありますか。
Q & A 013 木工芸師に付くイリディアになって、指先が魔法のようにこまかな彫刻をつくりあげていくのを一日中ボーッと眺めてたいなあ……という気分になるコトはあります。
でも実際はこうだな……という職業も教えてください。
Q & A 014 イリディアのルィノさんですが、何か?
好きな魔法の属性を教えてください。
Q & A 015 音系。
火の魔法の描写をしてください。(攻撃系でも防御系でもなんでも可)
Q & A 016 天高く馬肥ゆる秋のこと、かきあつめた落ち葉の前で「大魔法師かつ大軍師」ことイファ君がぼーっとうんこ座りしてたので、「妖精」ルィノ君がおもしろがってパタパタ近づいてきました。
「イファ君なにしてんのん?」
「魔法で火ィつけてんのー、邪魔せんでー」
イファは外見20代の女性。キリッとした眉にぐっと力をこめて、カールした黒のショートヘアをざっとかきあげました。
「魔法使えない人でも魔法で火がつけられるように、音節作動の呪文を作ってたの。じっと火をつけたいところをにらんでペルフェスタスペルフェスタスと唱え続ける」
「そんなんで火ィつくの?」
「……3刻(45分)かければ」
「かなりだめじゃん!!」
水の魔法の描写をしてください。(攻撃系でも防御系でもなんでも可)
Q & A 017 山間のわびしい寺社の裏道、女坂と呼ばれるゆるやかな坂の途中に立ち止まり、笠を投げ捨て、梅雨どきのなまあたたかな雨に身を任せた。目を閉じ、石垣のこけと草の匂いをそっと吸い込む。髪を伝い、顔、くびすじ、服の内側を通り、私の柔肌の上を雨粒が嘗めてゆく。
 ここちよい……。そう思ったとき、私の身体は雨と一体となり、はるか天空の雲から、足元の黒土にしみこむ一千年の地下水流まで、私の感覚に捉えられる。ひとつぶの種子から老木が育つまでの七百年の森のサイクル、沢が谷となり、山を削りふたたび平野に戻るまでの数千年のサイクルを知る。
 すこやかに、ゆったりとこの森は息をしている。
 だが、私の知りたかった、百年前この地で起きた戦争のことは、何一つわからなかった。水の大いなる輪廻の中で、それは砂粒にも満たないほどのできごとなのだから。
土の魔法の描写をしてください。(攻撃系でも防御系でもなんでも可)
Q & A 018 銀色の碑を見て、少年は思った。
「小さい……思ってたよりずっと小さいじゃん」
 世界有数の妖魔結界と呼ばれ、五百数十年の歴史を持ち、伝説の詩歌や物語は広く大陸にまで知れ渡っている。しかし、外見的には、見晴らしのいい山腹の広場の中央に、なんの飾りもなくちょこんと生えている、少年の背丈ほどもない碑であった。
 鋼鉄製でありながら全く錆も曇りもない。角を丸めた四角錐の碑には、年ごとにつけられる刻みが無数についていた。数えれば557個あるはずだ。
 少年はそっと碑の頂点に触れた。火山灰質の赤土にしみこみ、遥か地平線の向こうまで広がる膨大な力を感じた。一瞬少年の脳裏に地図がうかぶ。この魔法師の島と呼ばれるノルン島、すぐそばにある大陸、自分の故郷。
 自分が吸い込まれそうな恐怖を覚え、少年は手を離した。
「コレは……ひょっとして世界全部を守っているのか!?」
 自分の想像を絶する魔法を感じ、少年はへたりこみ、身体を震わせる。明日からこの地で少年の魔法修行が始まるのだ。膨大な世界を前に、少年はおそれおののきつつ、胸に手を当て、あらためて世界の扉を開く決意をする。
風の魔法の描写をしてください。(攻撃系でも防御系でもなんでも可)
Q & A 019 「そこにあるのに姿は見えず、旅しているのにいつもある。その名前はなあに?」
 少女がてまりをぽんとはずませると、蒸し暑く凪いだ空気がチョとだけ動きました。
「動かないものを動かして、動くものを立ち止まらせる。その名前はなあに?」
 少年がてまりを蹴りあげると、どっと空気が動き、みんなは風の圧力を感じました。
「町にあったら砂グルグル、森にあったら落ち葉グルグル。その名前はなあに?」
 最後に、いちばん年長の少女が、額でてまりを受け止めました。
 つむじかぜの町、と呼ばれるここは、いつも山風の吹いている谷間の小さな町で、広場や路地裏のいたるところでつむじかぜを見かけます。
 その現象は気象学者をさんざん悩ませたのですが、実はここの子供たちがこの地に伝わる風の呪文でイタズラで作っていたものだったのです。
 ひとつご用心。最後にはずませたてまりは、決して受け止めてはいけません。ましてや最後の呪文を唱えてはいけません。
「いきなりドーンと大柱、みんな吸い込み大破壊。その名前はなあに?」
光の魔法の描写をしてください。(攻撃系でも防御系でもなんでも可)
Q & A 020 イリディアは、その生命を保つことができなくなったとき、呼吸を止め、ゆっくりと結晶化する。石や氷に閉じ込められたまま、何千年も。
 大都市ウラノンの中央寺院の大聖堂。朝には
丸いステンドグラスがそこを七色に満たす。そのステンドグラスの中央の宝石に、イリディアがひとり封ぜられている。
 薄く目を開けたまま、何も表情変わることなく。しかし心臓部には青白い光が流れ、そこに生命が残っていることを示している。
 彼女を宝石から救うことができれば、その小さな唇から何が語られるだろう。無数の歴史と古代の知恵がよみがえるだろうか。ただ、五百年に一度と言われる魔法師、ミン・ヴァーナスでさえもその封印を解くのを躊躇した。あまりに複雑に魔法が絡み合い、イリディアの命を守りつつ宝石を壊すことはできそうもなかった。
 ミンは結局、封印を解かなかった。ミンは、イリディアの薄く開いた視線の先に、そっと瞳を近づけ、言った。
「遠い未来のこの封印を解く魔法師に。あなたの偉大さを讃えます。どうか願わくば、この時代にいた私のことも、思い出してくださいますように」
 そのとき、イリディアの心臓の光が、一瞬輝きを増した。七色にきらめき、再び元の青白い光に戻る。「あなたのことも覚えましたよ」そういう答えなのだろうか。
闇の魔法の描写をしてください。(攻撃系でも防御系でもなんでも可)
Q & A 021 イオン君は、生まれつき目が見えないのですが、その代わり盲人独特の存在感覚というのがあって、目あき以上に周りのコトがわかります。
 そうとは知らず、夜の酒場でうっかりイオンの荷物を盗もうとした愚か者がいました。イオンにぐっと腕をつかまれて、面食らって逆ギレです。
「なんだお前、そんな無防備でこんな所に来ていいと思ってんのか!?」
 そこで呑んでたヤカラはみんな愚か者の仲間だったようで、次々に立ち上がりました。ああ、イオン君がかよわい少女の姿をしているからイケナイのです。チョとでもその正体を知っていたら、一目散に逃げ出していただろうに。
「そんな大勢で、わたしに何の用ですか?」
「とぽけんな。用があるのはこっちだ、このめくらが!」
 イオンはチョとムッとして頬をふくらませました。
「あんたらみんなあきめくら。どうしたらそんなに阿呆になれるのかな?」
 イオンが2回、パチパチと指を鳴らすと、店にあったランプとろうそくの全部が、パンッと音を立てて消えてしまいました。あっという間に鼻をつままれてもわからないほどの完全なくらやみです。
「おい! いったいどうなったんだ!?」
「真っ暗にしただけだよ。これで攻守交代。この状況でいちばん見えているのは一体誰でしょうね♪」
書き足りなければ他の属性の魔法の描写もしてください。
Q & A 022 南方の気持ち良い午後、「盲目の音聖」イオン君と、「大魔法師兼大軍師」イファ君がぼんやり休んでベンチで昼寝をしていました。
「イオン〜、何か歌ってよ」
「やだ。だってこんなにいっぱいイイ音があふれてるのにさ。耳をすませて、いくつの音が聴こえるか数えてごらんよ」
 イファは、目を閉じ、なんとなく数えてみました。近くの小川のせせらぎ、馬のひづめ、鍋を磨いてる音、大工の木づち、小鳥の歌……、ふと気づくと、台所から聴こえる包丁の音がノリノリの32ビート系ハネリズムです。水車小屋の杵音が全体のリズムを締め、木づちとひづめが左右のリズムを加えます。鍋のベース、せせらぎはアクセントの利いたギターのように響き、小鳥は世界一のボーカルとなって複雑なコード進行にステキなメロディを添えます。
 気がつくと風もリズムにのり、木の枝葉が音楽に合わせて踊っています。このへん一帯が極上のジャズを奏でています。
 えっ!? と思い、イファはイオンを見ました。イオンはにっこり笑いました。
 気がつくと、あたりはまた元のように戻っていました。イファ君は、聴こえてくる音たちがどれもスゴク魅力的であることに気がつきました。
 こんなのがイオン君の「音の魔法」デス。
PN(HN)も含めて登場人物の名前は漢字派? カタカナ派?
Q & A 023 カタカナです。「読み」が重要だから。
魔法や剣の技名は漢字派? カタカナ派?
Q & A 024 どちらもあります。「意味」が重要だから。
この世で一番かっこいいと思う魔法の名前を教えてください。(オリジナル可)
Q & A 025 サクリファイス・リサレクション

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