フェルミリーナ号 航海日誌


　以前のサイト(タリア観光協会)に掲載していたSF短編連作です。
　女3人でやってる高速運送実験船「フェルミリーナ」で起こる出来事を書きつらねたものです。

　もともとはSF的ないろんな思いつきを何でも入れるための箱として設定しました。なので、まとまりなくいろんなモノが入っています。某所では「理系でないと楽しめないのでは?」と書かれてましたが、そういう部分も確かにあります。

　時代は25世紀。ヒトの不老化もハイパードライブ(ワープ航法)も当たり前になり、他の星の知的生命体や地球の霊的生命体とも交流を持っているという時代です。そんな中で変わるもの・変わらないものは何か、一応考えながら書いてますが、基本的にはなんでもアリの軽い調子で進めていくつもりです。

　今回再録にあたって、細かい部分を書き直しました。書き直し次第掲載します。5話までは直し待ち、6話は執筆中、7話は構想中です。ゆるゆると増えていく予定です。


簡単に登場人物紹介

マイカ・キタザキ(外見25歳 実質400歳強 地球・日本出身)

　ヒト族。船長。言語学に長ける。運送会社マーカム社の初期メンバーの一人だが経営からは引退。フェルミ-リーナ号の実質オーナー。

フェスティバ・アヤノ(外見23歳 実質34歳 辺境ママヤ星系出身)

　ヒト族。コンピューターとネットの扱いに長ける。ハイパードライブ空間への高い親和性がありマイカにスカウトされる。

リノ(外見17歳 実質不明 地球・日本出身)

　地球妖精族。未解明の能力をいくつか持つ。妖精族の中では例外的に宇宙への好奇心が強く、実務能力を持つ。

うらら

　船内コンピューター。船のバランスを保つためか、性格は誠実で標準的。

フェルミ-リーナ

　運送会社マーカムと宇宙船建造会社メイスンの共同開発による高速実験船、であるが、実質はマイカの肝入りで建造され、所有権もマイカが社長をつとめるフェルミ-リーナ社にある。各種実験と特例的な運送業を請け負っている。

　

　

　

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